逆浸透システムの初回試運転
性能が優れた逆浸透膜エレメント、合理的なROシステム設計及び適切なシステム操作とメンテナンスはROシステムが長期にわたって安定的に運転できる3つのキーポイントである。逆浸透システムの使用とメンテナンスには、システムの初回試運転、日常使用とメンテナンス及びシステムの洗浄が含まれる。
1.起動前の点検
●すべての配管、設備及び接続部品は設計圧力に合致していること。
●前処理設備はすでに逆フラッシングとフラッシングを行っており、原水の水質は設計値に満たしていること。そのうちSDI15<5、濁度<1NTU、残留塩素<0.1ppm、0℃<温度<45℃、pH=3~10、他の酸化剤(ORP<200)は含まれていない。
●システムに使用されるすべてのバルブの開閉状態が適切であるかどうかを点検すること。そのうち、透過水排出バルブ、廃水排出バルブ、廃水圧力調節バルブ、高圧ポンプ流量バイパス調節バルブは全開状態にある。
●各化学薬剤タンク内の薬剤及びその濃度は正しくて、各薬剤添加装置の設置と運行状態は正確であること。
●すべての配管及び設備は設計規定のpH範囲2〜12(洗浄時を含む)に符合すること。
●すべての計器は正しく装着しており、校正されていること。
●背圧防止装置、水力衝撃防止装置、高圧と低圧保護装置があり、正しく設置していること。
●前処理の殺菌に酸化剤を使用した場合は、逆浸透設備に入る前にこれらの酸化剤が完全に除去したことを確保しなければならない。
●逆浸透システムに用いる自己制御電気部品が正常に動作しているかどうかを点検する。
2.初回起動手順
1)高圧ポンプを起動する前に、起動前の点検内容に基づいて一つ一つ注意深く点検し、前処理の出水が逆浸透給水の要求を満たしていることを確保する。
2)すべてのバルブを点検し、その位置が正しいことを確認する。
3)合格した前処理の出水を用いて低圧と低流量で逆浸透圧力容器を満たして膜エレメントをフラッシングする。この時の給水圧力は30〜60psi前後に制御し、その流量は対応する膜エレメントの最大給水流量の60〜70%であり、廃水と透過水を完全に排出する。フラッシングするときにスケール防止剤を使用しないでください。
4)システム内の配管と接続部品、特に高圧部に漏れ箇所がないように注意してください。
5)膜エレメントの初回フラッシングは、まず合格した前処理水で低い圧力で15〜25分間洗浄し(浸漬又は一晩浸漬はしないでください)、それから高い圧力で60〜90分間洗浄してください(透過水量はシステム設計量の50%以上)。低圧洗浄時にスケール防止剤を投入せず、高圧洗浄時にスケール防止剤を投入してください。洗浄するときの透過水と廃水は排出してください。
6)ウォーターハンマーによる膜エレメントへの衝撃を防止するために、電動弁を使用していない小型逆浸透システムに対しては、高圧ポンプを起動する前に前処理水で圧力容器(排気)を満たす必要がある一方に、大型逆浸透システムでは、電動弁(電動バタフライバルブ)や周波数変換器を介して起動することが多い。
7)高圧ポンプを起動する。高圧ポンプバイパス制御弁をゆっくりと調整して逆浸透圧力容器の給水流量を徐々に増加する。その同時に廃水制御弁をゆっくりと閉じ、システムの回収率と透過水量が設計値に達するまで圧力を上昇させる。昇圧過程は30〜60秒以上、給水流量の増加時間は20〜30秒以上、システム稼働圧力と膜エレメントの圧力が限界値を超えているかどうかを確認する。
8)システム内の各化学薬剤の投入量は設計値と一致していることを確認する。
9)逆浸透の給水、各圧力容器及び透過水のTDS(電導度)を測定し、圧力容器ごとの透過水電導度を比較し、膜エレメント、コネクタ及び圧力容器シールリングに漏れやその他の故障があるかどうかを判断する。廃水PH値、TDS(電導度)、カルシウム硬度、アルカリ度を測定して廃水のLSIとS&DSI指数を計算し、この稼働条件下での逆浸透システムにおけるCaCO3汚れの有無を判断する。
10)システムを1~2時間連続稼働させ、すべての稼働データを記録する。システムが正常に稼働した後、24~72時間連続して稼働し、その後すべての稼働データを再記録して保管する。
11)稼働と水質分析資料を参照して設計パラメータと比較する。設備が正常に稼働しているかどうかを確認し、設計要求に達しているかどうかも判断する。
12)設備が正常に稼働していることを確保するために、稼働開始後の最初の1週間以内に、定期的にシステム性能を測定し、稼働パラメーターを真面目に記録してください。
3.膜エレメント初期性能の安定性判定
新たに使用される逆浸透膜エレメントは、初期性能から安定状態に移行するには一定の時間がかかり、乾燥膜エレメントの場合、安定した性能状態に達するまで2日間以上連続稼働する必要がある。
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